ブログ

「楽しもう!母語・継承語による発表会」 ~世界の子どもたちと地域との国際交流~

国際交流
日本では、少子高齢化により人口減少社会を迎えています。一方で、外国人材の受入が拡大しており、従前の在住者と合わせて大分県内では2022年11月現在で、14,000人を超す外国人住民が暮らしています。大分県は外国人住民の中で留学生の数が最も多く、別府市では10万人あたりの留学生数は全国で上位となっています。今、少なくない留学生が、卒業後、県内で就職・起業しており、外国につながる子どもたちが年々増えています。こうした外国につながる子どもたちが、日本語を習得し日本の文化を理解するとともに、自分のルーツを知り、アイデンティティをしっかりと持つこと、さらに母国の文化や異文化を理解することがとても大切です。
このたび、本学は大分華僑華人会主催の「母語・継承語による発表会」の特別協賛として、会場を提供しました。県内在住の外国のルーツを持つ青少年による母語・継承語の発表会が行われました。また本学の多国籍の大学生による多言語クイズを行い、発表者の子どもたちといっしょに母国の民族衣装の披露をしました。


左:大分華僑華人会 黄梅雄様のご挨拶 
中:本学の理事長・学長 溝部仁のご挨拶
右:立命館アジア太平洋大学孔子学院学院長 張文青様のご挨拶


楊志館高等学校邦楽部による和太鼓

  
中国、アフガニスタン、パキスタン、ネパール出身の発表者たち


本学の中国語学習者8人の大学生と中国にルーツを持つ子どもたちとの中国語による合唱


多言語クイズ大会

  
多国籍大学生による母国の民族衣装の披露


母語・継承語による発表者への表彰


左:大分県国際政策課課長 三股耕二様より講評
右:別府市文化国際課課長 高木智香様


上:別府溝部学園短期大学副学長溝部佳子より立命館アジア太平洋大学3年生張子純様(副実行委員長)への感謝状贈呈
下:おおいた国際交流プラザ国際交流課課長飯田聡一様より本学の幼児教育学科2年生脇谷瑠眞さんへの特別感謝状


上段左:大分華僑華人会会長黄梅雄様より実行委員会会長津々見真里さんへの感謝状贈呈
上段右:実行委員長津々見真里さんより謝辞
下段:実行委員のメンバー

本学の4学科(ライフ・幼児教育・介護・食物)の1、2年生、計50人程度で地域貢献活動として、この発表会に携わり、4学科を越えて日本人学生と留学生といっしょに国際交流活動に取り組んでいる姿は真の国際交流の促進になりました。
観客に感動を与えるような素晴らしい母語・継承語による発表会と母国の民族衣装の披露でした。
主催側の大分華僑華人会会長黄梅雄様は本学の食物栄養学科1年生津々見真里様(実行委員長)に感謝状が贈られました。