学長あいさつ

理事長・学長 溝部 仁
技術屋の時代
理事長・学長 溝部 仁

 10年程前、ある雑誌に都はるみが歌謡ショーを開催した際、歌手ではなく歌屋(うたや)と自己紹介したことが記事になっていた。これを読売新聞が取り上げて激賞していた。映画人が、自らを活動屋と呼ぶのに似ていると思念する。我々は、『なんとか屋』と聞くと、『地上げ屋』などを連想して、あまり良い印象を抱かないが、これらとはまったく違う概念の言葉である。誰にも負けない技術力があるから、『○○屋』と称するのだと推察する。
 本学の建学の精神は、『自立・自活できる人材の育成』を掲げ、教職員と学生がこれが実現できるように頑張っている。だから、平成27年度の就職率は、99.1%。そして、平成28年度は、100%を達成できたものと推断している。このためのスタッフと施設は、準備した。あとは、自身の努力と自覚しかないことを述べておきたい。

副学長 溝部 佳子
『自分が成長する姿をゴールと決め、それに喜びを感じる学生』を育んでいきます。
副学長 溝部 佳子

 溝部学園は、昭和21年4月、溝部ミツエ先生の「女性に生活するための技術を身につけてもらいたい」という熱き願いから別府高等技藝学校として設立されました。時代がいかに移り変わろうとも、ライセンスとして通用する資格や、優れた技術を身につけることが、これから若者に必要であると考え、教育に取り組んでまいりました。このことが、『自立・自活できる人材の育成』という建学の精神となり、今日まで脈々と受け継がれているのです。
 さらに、本学の合い言葉“あなたはこの資格のほかに何ができますか?”があります。短期大学士の学位取得はもちろんのこと、多種多様な免許・資格やインターンシップ制度の導入、海外の大学との相互交流プログラムなど、既に多くの学生たちが率先して取り組んでいます。
 また、学外に向けては、開かれた大学をめざし、地域の方々への“オープンカレッジ”を実施しております。
 本学は今後も進化しつつ、人格育成のための具体的目標である三活動、心を開く「挨拶」・心を磨く「清掃」・心を耕す「読書」の具現化に思いを馳せ、全教職員が心をひとつにし教育に情熱を注いでまいります。