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ハラール料理教室 開催!

食物栄養学科
2月17日(土)に、オープンカレッジの一環としてハラール料理教室を開催しました。
食をとおして実際にその国の食文化や習慣を楽しみながら学んでいただきたいと思い、今回が初の試みとなりました。

講師は別府ムスリム協会より、カーン・アルタフ 氏、アルタフ・サルマ 氏、カーン・ムハマド・タヒル・アバス 氏、カーン・シャイスタ 氏、ノヴィアナ・リタサリ 氏の5名の先生方に来ていただきました。
今回のメニューはパキスタン風 ビリヤニ(スパイスと肉の炊き込みご飯)と、ライタ(ビリヤニにかけて食べるヨーグルトサラダ)の2品です。
調理実習に入る前に、リタさんから食に関するハラールについてご説明をしていただきました。
ムスリムの方々は「ハラール」(意味:許可された)というイスラム法において許可された食材を主に食べます。
逆に豚肉や、アルコールなどは口にしてはいけない食材とされているそうです。

 
(別府ムスリム協会の皆さん)     (参加者の皆さん)


この日使用した鶏肉も、ハラールマークのついているハラールチキンでした。

 
(下部赤丸の中がハラールマーク)  (チキンは皮をはいで洗浄します)

シャイスタさんにデモンストレーションをしていただき、参加者の皆さんも早速調理に入ります。
ハラールチキンをはじめ、細長く香り高いお米「バスマティライス」など、
初めて扱う食材や調理方法などがあったため、グループ内で和気あいあいと相談しながら調理を進めていきました!

  

  

  

  

  

  

   

   

ビリヤニでは、チキンの洗浄やご飯とカレールーを層にして炊き込む方法、ライタではヨーグルトをご飯のソースとして使用するなど、
日本の家庭料理とは全く違った食べ方にも興味深々です。
子どもたちも試食を待ちきれない様子!

  

試食会では子どもたちによる、かわいいアラビア語レクチャー。
「みんなで一緒にアラビア語で『いただきます』を言ってみましょう!」
”ビスミルラ―・ヒッロフマー・ニッロヒーム”

温かな挨拶に心和んだところで、いざ試食。
今回はビリヤニスパイスを控えめにしていただいたので、辛さもほとんど感じずに皆さん美味しく召し上がった様子でした。
ご飯にヨーグルトを混ぜて食べるという食べ方が病みつきになりそう、という方も!
また、今回は別府モスクのイマム(指導者)アルタフ先生より、お手製パキスタンスイーツ「ハルワ」と紅茶を差し入れしていただきました!
このスイーツもまた美味しく、レシピを知りたい、というお声も。

最後に、別府ムスリム協会の皆さんが、試食室で特別に礼拝をしてくださいました。
会場のほとんどの方がイスラム教の礼拝をご覧になるのは初めてということで、静かにこの時間を共有させていただきました。

みんなで一つの食事を作る・食べることはもちろんですが、食を通して様々な経験と出会いをいただいた会となりました。
本講座の実施にあたりレシピ作成から当日の講師までご協力くださいました別府ムスリム協会の皆さま、そしてご参加くださいました地域の皆さま、本当にありがとうございました!