食物栄養学科Q&A

入学してから保育健康コース・医事健康コース・温泉・観光コースに分かれるのですか?

いいえ、入学試験受験前に、いずれかのコースを決めていただきます。願書にどのコースが第一志望か明記してください。

栄養士の将来性はどうですか?

高学歴の時代を反映してか、管理栄養士でなければダメだとささやかれているようですが、そんなことはありません。今の厨房は昔と違って食品の衛生管理上からオール電化や新調理システム化され(スチームコンベクション・ブラストチーラー・真空調理器など)そのための知識や技術も様変わりしました。今こそ新しい勉強を積んだ栄養士が患者様のために病気の治療食作りを担当します。 調理のできる栄養士の活躍の場はこれからますます時代と共に広がるでしょう。また、保育園、幼稚園でも食育のできる栄養士が、年々多く採用されています。 栄養士の将来性を考えて、時代のニーズに合わせ、新調理機器を使いこなす実践に強い栄養士を養成しています。生涯の仕事にしてください。

栄養士と管理栄養士の資格取得の違う点は?

栄養士は、栄養士養成施設において、栄養士に必要な課程を修めることで、卒業と同時に、栄養士の資格を得ることができます。一方、管理栄養士の資格取得のためには、管理栄養士養成施設を卒業するか、または栄養士資格取得後、3年間の実務経験で、管理栄養士の国家試験(毎年3月に行なわれています。)を受験し、合格しなければなりません。

栄養士と管理栄養士の仕事の違いはありますか?

実際の現場では、区別は明確に分かれてはいません。しかし、栄養士は献立作成や調理、そして健康のための栄養指導、管理栄養士は傷病者や高齢者のための栄養アセスメントなどが、それぞれ主な仕事になります。
お互いに協力して仕事をしている現状です。

調理師免許は取得できるのですか?

本学ではできません。集団給食における「調理師」免許で法律上認められていることは、「栄養士」ですべてできます(フグ調理師などの専門調理師を除く)。つまり、栄養士免許を持っていれば、調理師免許は必要としません。

健康運動実践指導者の資格とは?

健康づくりのための運動指導者に与えられる称号の一つで、医学的基礎知識、運動生理学の知識、健康づくりのための運動指導の知識・技術等を持ち、健康づくりを目的として作成された運動プログラムに基づき、ジョギング、エアロビック・ダンス、水泳及び水中運動等のエアロビック・エクササイズ、ストレッチング、筋力、筋持久力トレーニング等の補強運動の実践指導を行うことができると認められた者に与えられる資格です。

保育健康コース…「栄養教諭」をとって、どんな所に就職できますか?

小学校、中学校の学校栄養職員として食育や給食が担当することができます。また、本学がスポットをあてています特に保育園で、栄養士として給食やおやつ作り、そして最も大切な幼児期に望ましい食習慣を指導することができます。

保育健康コース…栄養士って、計算ができないと難しいですか?

本学では、すべて基礎から丁寧に指導します。また、授業でもパソコンを使っての栄養計算や材料の計算を行っています。計算といっても“数学”ではありません。難しく考えなくても大丈夫ですよ。

保育健康コース…「食育」って何?

今、日本中で食育の大切さがさけばれています。個食又は孤食から始まり、朝食抜きややせ願望など、食生活が乱れ幼児期からの肥満やアレルギーなど問題がたくさん出てきています。国民みんなで、今こそ食生活を見直すために食育がさけばれているのです。将来(未来)の健康を保持するためです。

保育健康コース…学校栄養職員とは、給食を作る人のこと?

違います。栄養士さんは子ども達の年齢や性別に合わせて栄養量を決めて、献立を作ります。そして、材料の注文や材料の衛生管理等をして、安心安全な食事作りを料理を作る調理師さんに指導する仕事です。

医事健康コース…医療事務の学習内容を詳しく教えて下さい。

病院における医療事務の仕事として、保険請求事務、受付、医師のアシスタントなど幅広い内容があります。本学では、保険請求事務の基礎から応用まで理論・演習・実技をとおして、就職先でとまどうことの無いように、ていねいに指導しています。
また、受付事務の学習のために、心理学や言葉づかい、そして病院で最も期待している能力としての「手話」を学びます。本学は、財団法人日本医療教育財団「メディカルクラーク」資格の認定校でもあり、卒業時には日本医療福祉実務教育協会「医療秘書実務士」の資格が取得できます。現在、多くの卒業生が医療現場で活躍しています。

医事健康コース…医療事務・医療秘書・介護事務の就職状況について教えて下さい。

医療現場では、患者様とのコミュニケーションができ、そしてコンピュータを利用したネットワークコミュニケーションができる人を求めています。ただ単に、事務ができるだけの人は、これからは就職が困難になるでしょう。そういう意味で本学では、事務的な学習にとどまらず、患者様とのコミュニケーション技術や心理学およびインターネットをはじめとしたコンピュータを利用した通信や技能を積極的に学習しています。また、新たな職種として医師を補佐する医療秘書の求人が多くなってきました。電子カルテに対応した入力業務への学習にも力を入れています。
そのためにこれまでの卒業生の多くは病院で高い評価を得ています。これからは、高等教育機関を卒業した人たちが増えていくことでしょう。あわせて、「介護保険事務課程」の学習により、医療機関のみならず、社会福祉の分野への就職も可能です。