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卒業研究発表会が挙行されましたの巻

幼児教育学科
  最強と称される寒波が日本列島に来襲しておりますが、みなさん体調はいかがでしょうか。都心では一週間も積雪が続いているようですね。34年ぶりだそうです。
 歴史的寒気来訪の最中ですが、幼児教育学科では研究学生の皆さんが卒業研究を発表し、熱い議論へ発展しました。
 学生のみなさんが社会に関心を向け、疑問に感じたことをチームで調査し、新しい問題解決を考案するプロセスが卒業研究の醍醐味となっています。
 まずは、文献調査を行い、自分たちが疑問に感じたことを先人たちはどのように捉え、どのように考えてきたのか把握する事からはじまります。信頼できる情報はどこから入手できるのか、先人の意見の裏側にある根拠は何か、根拠をもとに過去と対話し、仲間と対話し、問題理解を深め、焦点を捉えていきます。言葉にしていくことで、論理の飛躍に気づき、自身の思い込みと向き合い、それを他者に説明し、第三者が理解できるように1つ1つの思考を吟味する体験を味わいます。最後に論文をまとめた発表を行い、2年生や1年生、先生方に伝える事、共に考える事を体験します。
 人との対話を通して明確になる問題の焦点、新たな問題解決の知恵を創出する体験、人類の知恵を引継ぎ発展させる志を抱くことが大学生としての学びの集大成となります。
 1つの発表に様々な角度から質問がなされ、開催時間が20分延長となるほどでした。
 熱気に包まれた盛会となりましたのは、研究学生の1年間の努力の成果であり、その想いを真摯に受け止め関与するフロアのみなさんがいたからであると思います。
 幅広いテーマの発表を受けて、知見が広がり、学びあう環境で過ごせることに感謝する心温まる一日となりました。
 学生のみなさん、ご指導、ご準備いただいた先生方、ありがとうございました。