NEWS

食文化講座【あゆうるか】

TOPICS
食物栄養学科では、11月20日(水)おおいた食のストーリー継承事業を開催しました!
テーマは、「あゆうるか」
なお、本講座は、OAB大分朝日放送企画による大分県食品・生活衛生課主催 令和6年度おおいた「食」のストーリー継承事業に係る食文化講座です。

第1部は、日田飲食業協同組合理事長 後藤功一さまより、
日田の郷土料理「あゆうるか」~昔から伝わる活用法~と題して、講義をしていただきました。

日田の郷土料理や歴史、「うるか」や「鮎の魚醤」の作り方や食べ方を教えていただき、あゆうるかの試食をしました。
クラッカーにのせた「あゆうるか」「落ち子芋のうるか煮」
初めて食べる学生も多く、うるかの旨味と奥深い味わいを堪能しました。

  


第2部は、料理研究家 園田寿さまを講師にお迎えして、調理実習をしました。
鮎といえば、塩焼きを思い浮かべますが、今回は、
「鮎の炊き込みご飯」「鮎のかぼすバターソテー」「鮎のぶえん汁」を教えていただきました。

  

 

★試食した学生の感想
「鮎の炊き込みご飯」は、一度焼いた鮎の香ばしさと丸ごと炊き込んだ旨味がぎゅっと凝縮してあり、大葉とゴマ油の風味が癖になるおいしさでした。

「鮎のかぼすバターソテー」は、ふんわりとした鮎の身と、バターとかぼすの爽やかな風味が合わさって、新鮮で深い味わいでした。

「鮎のぶえん汁」は、鮎の魚醤を使って調理しました。鮎の旨味がしっかりと出ており、繊細で優しい味を堪能することができました。


今回、食文化講座「あゆうるか」を受講して、日田の郷土料理の歴史や文化を学ぶとともに、調理をして食べることで、五感を通して深く学ぶことができました。

参加した学生からは、「魚を余すことなく使うことや産地で編み出された保存方法を知り、調理だけでなく、食材の確保から保存方法全てを含めて『郷土料理』であると感じた。」「自分の近くの地域でまだ知らない特産品や歴史があって、自分にとってとても良い体験になったし、これからも自分で調べて知っていきたいと思った。」などの感想があり、貴重な経験をすることができました。

本当にありがとうございました。