学長あいさつ

理事長・学長 溝部 仁
日本経済の行方を危惧する
理事長・学長 溝部 仁

 現在我が国は、『マイナス金利』というこれまで歴史上見られなかった政策を日銀が打ち出した。
この効果を列記すれば、次のようなことが予測される。
  ①マイナス金利だから、当然銀行から新築住宅のローンを組みやすい。
  ②金利がマイナスだから、需要が喚起される。
  ③よって、経済が上昇する可能性が高い。
 しかし、反面、日銀から市中金融機関は、国債を買わされるが、利子が付かないので、市中金融機関は、損失を生ずるリスクが高まる。金融の中核を担う市中金融機関が弱くなるので、円は安めに推移する。このようなシナリオを描き、『マイナス金利』を導入したが、約1ヶ月後には、10円も円高になった。日銀のシナリオは、見事に崩壊している。
 日本経済は、中国経済の危機と同様な道を辿るように感じてならない。
 ところで、最近のニュースで、少子高齢社会と人口減少社会という言葉を何度も聞くようになってきた。となれば、日本のGDPは必然的に下降することになる。そうなれば、従来、必要とされたサラリーマンもいま以上に必要なくなることは、容易に想像できよう。それが証拠に四年制の大学を卒業しても就職ができなくなっている。その原因は、日本経済の衰退もあるが、年金の関係で、65歳まで雇用する制度が進展しているので、若者を雇用できなくなっていることも知る必要がある。
 さて、幼保一元化等の言葉もよく耳にするようになっている。本学園が経営する認定こども園ひめやま幼稚園はいち早く幼保一元化し、0歳児から入園させられる環境を構築している。こうなれば、幼稚園と保育園の教諭免許を両方取得(両方取得できない大学等がある)しておかなければ、就職はおぼつかない。
 また、平成17年に成立した食育法の実現のために、幼稚園や保育園に栄養士が必要になってきた。この要請にもいち早く食物栄養学科は、取り組んでいる。
 ライフデザイン総合学科では、技術力を一層強化するために、職人を目指すコースを設置している。具体的にいえば、グラフィックデザイン(このコースの学生が、佐伯豊南高校と佐伯鶴岡高校が合併する時の校章のデザインで最優秀賞受賞)は無論のこと、ホームページの作成等の講義も取り入れている。
 介護福祉学科では、他の養成校にみられない数々の資格をとれるようにカリキュラムを組んでいる。同様な学科の学校を分析してほしい。はっきりとその違いが分かる筈である。
 最後に、本学は開学以来、『自立・自活のできる人材の育成』を建学の精神に揚げている、このために多くの学生がいろいろな資格と技術を修得できるようなカリキュラムを組んでいる。この結果、99.1%という高い就職率を誇っている。諸君の入学を心より祈っている。

副学長 溝部 佳子
自分が成長する姿をゴールと決め、
それに喜びを感じる学生を育んでいきます。

副学長 溝部 佳子

 溝部学園は、昭和21年4月、溝部ミツエ先生の「女性に生活するための技術を身につけてもらいたい」という熱き願いから別府高等技藝学校として設立されました。時代がいかに移り変わろうとも、ライセンスとして通用する資格や、優れた技術を身につけることが、これから若者に必要であると考え、教育に取り組んでまいりました。このことが、『自立・自活できる人材の育成』という建学の精神となり、今日まで脈々と受け継がれているのです。さらに、本学の合い言葉“あなたはこの資格のほかに何ができますか?”があります。短期大学士の学位取得はもちろんのこと、多種多様な免許・資格やインターンシップ制度の導入、海外の大学との相互交流プログラムなど、既に多くの学生たちが率先して取り組んでいます。また、学外に向けては、開かれた大学をめざし、地域の方々への“オープンカレッジ”を実施しております。本学は今後も進化しつつ、人格育成のための具体的目標である三活動、心を開く「挨拶」・心を磨く「清掃」・心を耕す「読書」の具現化に思いを馳せ、全教職員が心をひとつにし教育に情熱を注いでまいります。